
河野 千秋 (こうの ちあき)
/ Chiaki Kouno
香港鶴龜創造有限公司(TSURUKAME CREATIVE LIMITED)ディレクター
株式会社ベクトル(Vektor,Inc.) マーケティング担当
2008年より香港を拠点に、デジタルマーケティングとウェブ制作の両面から活動。オープンソースコミュニティへの関わりを大切にしながら、「ウェブマーケティングを通じて、アジアと世界をゆるやかにつなぐ」ことを軸に、多言語サイトの構築やプロモーションなど、越境ビジネスに関わる取り組みを行っています。
日本と香港を起点に、ウェブとマーケティングをつなぐ仕事
多言語・多文化の現場経験を活かし、プロジェクト全体に関わっています。
こんにちは。河野千秋(こうの ちあき)と申します。
私のウェブに携わるキャリアの原点は、日本で過ごした3年間のウェブ制作現場にあります。ライター、デベロッパー、ディレクターとして制作に関わったのち、2008年に香港へと拠点を移しました。
香港では、約3年をかけてマンダリン(北京語)と広東語を学びました。
多言語都市としての香港で生活する中で、言語や文化の違いが日常的に存在する環境を経験してきました。
その後、香港にて自社(鶴龜創造有限公司)を設立。主に多言語サイトの構築や、日本・香港・そして世界をつなぐプロモーション展開のお手伝いをしています。
今後は、これまでの制作・多言語対応の経験を活かし、チームマネジメントやマーケティングの視点からプロジェクト全体に関わる機会を増やしていきたいと考えています。

オープンソース WordPress との関わり
国境や言語を越えた実務とコミュニティとの接点
WordPress は、私にとって長年にわたるウェブ制作や多言語サイト構築において、中心的なプラットフォームのひとつです。
公式イベントの運営や登壇、勉強会の開催、プラグインやドキュメントの翻訳など、ささやかな関わりではありますが、国境や言語の壁を越えたコミュニティの広がりを意識しながら、ボランティアとして継続的に関わってきました。
日々の実務で得た知見を、できる範囲でコミュニティへ還元することを大切にしつつ、実務とオープンソースが相互に循環する関係を意識しています。
また、2021年からは、日本を代表する WordPress テーマ開発企業である株式会社ベクトルにて、マーケティング担当としても活動しています。私の WordPress への貢献活動の一部は、株式会社ベクトルのサポートのもとで行われています。

WordPressへの貢献活動
- WordCamp Asia 2025 スピーカー
- WordCamp Asia 2024 パネリスト
- WordCamp Malaysia 2023 スピーカー
- WordCamp Asia 2023 実行委員
- WordCamp Japan 2021 スピーカー
- WooECFes Japan 2020 実行委員
- WordCamp Ogijima 2020 実行委員
- WordCamp Asia 2020 実行委員
- WordCamp Tokyo 2019 スピーカー
- WordCamp Hong Kong 2019 実行委員
- WordCamp Ogijima 2018 実行委員
- 「多言語都市・香港から見る多言語サイトのつくりかた ~中国語成分多めでお届け!~」– 登壇 @ WordCamp Tokyo 2019
- 多言語サイトってどうしてる?どうするの? 多言語サイトのこれからについて – 登壇 @ WP ZoomUP #47
- 「WordPressで始める多言語サイト構築〜どこまでできる?多言語化プラグインまるわかり〜」– 登壇 @ WordCamp Japan 2021
学び続けることと、教育との関わり
独学から始まり、実務と学びの場を行き来してきた経験
ウェブの黎明期は、独学で学びながら手探りで進んでいく世界でした。
そうした環境の中で、比較的早い段階からフリーランスとしての受注を経験し、20代半ばにはディレクターとしての実務にも携わるようになりました。
その後、イラストレータースクールにてセルフプロモーション分野の講師を務めるなど、実務と並行して教育の現場にも関わってきました。
香港へ移住してからは、北京での語学留学や香港での広東語学習、フィリピン・マニラでの英語留学、タイ・チェンマイでのタイ語留学など、語学を通じた学びも重ねています。
さらに香港では、香港大学傘下の香港大學專業進修學院にて、イギリスのハル大学と提携した学士課程に社会人大学生として在籍し、マーケティングおよびマネジメントを体系的に学びました。
社会人になってからも学び続けることの楽しさを大切にしながら、教育や学習の場に触れ続けています。現在は、キャリアを積むことと並行しつつ、継続的にイベントなどで登壇者としても活動し、実務で得た経験を共有する機会にも取り組んでいます。
